トマトのお尻のほうが黒くなっているではありませんか。。
さらに、新しく伸びた先に付いた花芽も枯れています。
せっかく順調に育ってきたので理由がわかりません。
尻枯れ病
「尻枯れ病」は、写真のようにお尻が黒っぽくトマトによっては黒い部分に触ると凹んだりします。
原因
さらに、水分不足や過多でもこのような現象が起こります。
我が家は、植え付けの段階で市販の「野菜の土」を使用したので必要なカルシウムは入っているはずです。
なのにこの現象が起きるのはなぜなのか???
考えられるのは、水を少なくした方が甘くなるからと、かなり過酷な状態まで水やりを控えたこと、あるいは一つのプランターに2苗植えてしまって、根っこが上手く伸びていかないのか??
と推察しました。
肥料のやりすぎも可能性としてはありますが、一番の原因は水不足と判断しました。
対策
実践編
①
水やりの回数を以前より多くしてみました。
地表がカラカラに乾いてからしばらく置いてしまったのを止めて、カラカラになったら水をたっぷりあげることにしてみました。
②
トマトの実がなっている反対側の葉っぱを切り落としました。
栄養が実に確実にいくようにするためです。
トマトの枝を見ていると意外に葉っぱが大きく元気がよいのです。
本来ならトマトにいくべき栄養が、たくさんある葉っぱにいっているのではないかと判断して、不要な葉っぱを切り落としました。
実践後の状況
結果
新たにできたトマトは、尻枯れになりませんでした。
対策してから2週間くらい経ちましたが、新しいトマトには尻枯れ病が出ていなかったり範囲が小さかったりしています。
成長するにつれてどうなるかはわかりませんが、引き続き観察していきます。
翌年
トマトをプランターで育てましたが、うっかり余計な葉っぱを落とし忘れて尻枯れトマトができてしまいました。
慌てて、トマトがなっている反対側の葉っぱを切り落としたらそれ以降、尻枯れは出ていません。
※すでに尻枯れになってしまった実は改善しません。
今後の対策
①
地温の上がりすぎを防ぐためのワラ式を検討しています。
表土が乾きすぎないように土の上にワラを敷くことを検討しています。
②
引き続き雨にあたらないよう雨の時はビニールをかぶせる。
梅雨時期にビニールをかぶせることは、トマトの病気をかなり防げると実感しています。
③
肥料のやり過ぎに注意する。
肥料は、化成肥料を花がつくたびに片手で軽く手のひらにのるくらいを根っこに直接かからないよう外側に蒔いています。
今年は、この感覚の肥料のあげ方で比較的うまく育ちました。トマトは5個、ミニトマトは50個くらいとれたと思います。
雨対策
雨対策としては、天気予報を確認して雨が降りそうなときには50リットルのビニールを上からかぶせて、飛ばないようにピンチで留めて葉っぱや実に直接雨が当たるのを防いでいます。
軒下があるご家庭は、雨が降る前に軒下に移動して雨が直接当たらないようにしても良いでしょう。
我が家は軒下に置けないので、雨が降る前にビニールをかけて対応しています。
これは、かなり効果があります。
葉や実、花が痛みません。
晴れたら、必ずビニールをとって風通しを良くしましょう。
尻枯れ病がありましたが、半分程度は食べることができました。
味は完璧なので、尻枯れ病を克服することに力を注ぎたいと思います。