5つのポイント
オリーブの木の葉っぱはきれいに育っているのに観葉植物的になっている人もいるみたいです。
マンション暮らしの妹のところにあった鉢植えのオリーブの木が2鉢、、、、
一度も花芽がついたこともなく、もちろん実がなったこともないとのこと、、、
それでも葉っぱはきれいについているんです、、、
まさに観葉植物的な感じになっていました。
なんと春先3月下旬ごろよりたくさんの花芽がついてきたのです。
びっくりです、、、
振り返ってみると、、、
5つのことを確実に実行することで、オリーブの木の育ち方が変わっていくことがわかりました。
1,日当たり
朝から夕方まで一日中日差しがあれば一番良いということに間違いないですが、なかなかそんな最高の場所を確保することも難しいと思います。
ですが、
最低半日は日光があったほうがベストと感じます。
西日を含めて我が家は、お天気の日は一日に7時間くらい日光を浴びることができる場所にオリーブを置いています。
日当たりの良い場所がない場合でも、1日のうちで日光が当たる時間帯が少しでもできるよう場所を移動したりして工夫してみましょう。
さらに、マンションと一戸建てではまた変わってきます。
マンションのベランダは、ほとんど南向きにできていますので、朝から日光を浴びることができるのではないでしょうか。
ベランダが柵のタイプではない場合、コンクリート塀ですと影になってうまく日が当たらない場合があります。
そんな時は、台座などで高さを出して少しでも日光が当たるよう工夫しましょう。
一戸建ての場合は、庭で管理する場合が多いと思います。
庭を見て一日を通して一番長く日光が当たっている場所を探してみましょう。
冬と夏では太陽の高さが違うので、その都度十分に日光を浴びることができる位置に移動すると良いです。
3月下旬頃より小さな花芽がつき始めました。
この頃の気温は15℃から20℃くらいで寒暖差はあるものの20℃の日が多くなり、日差しが多くなってくると花芽がつく環境が整ってくる頃かなと感じます。
2,雨よけ
地植えで木も太く体力のあるオリーブの木でしたら多少の雨が降っても葉っぱが傷んだりすることもないと思いますが、鉢植えで枝ぶりもまだ細めの場合は、できるだけ雨に当たらない軒下での管理が好ましいです。
我が家はリビングのヘリがちょうど雨が当たらないのでベストな場所です。
さらに、直接ウッドデッキに鉢があたらないよう底上げして空気が通るようにして置いています。
鉢を底上げすることで、空気が通り虫もつきにくいです。
3,冬越し
冬は花も実もつかないのでそのままほったらかしという方も多いのではないでしょうか。
葉っぱはついているから、来年春になったら花芽が出るだろうと思っている人は多いと思います。
私もそうでした。
ですが、、、
オリーブは比較的寒さに強いと言われていますが、それでも極度に寒かったり毎日霜に当たっていると翌年の花芽のつき方に大きく影響されていきます。
2022年10月
今年は、土の植え替えをせずに表面を桑でほぐして化成肥料を周りに入れてその上に十分に腐葉土を入れて冬越しをしてみようと初の試みです。
現在は軒下ではない場所で風通しのよい場所に置いていますが、1.2月頃軒下に移動するかは様子を見て考えます。
4,肥料
10月下旬頃よりオリーブの収穫時期となりますので、その前に肥料をあげてください。
3月下旬頃で気温が高くなってくると花芽がつき始めます。
花芽がたくさんつくように2月頃に忘れずに肥料をあげましょう。
この頃は、寒くてベランダや庭に出る回数が減り、肥料をあげるのを忘れやすくなる時期ですので注意が必要です。
6月より開花が始まります、この時期にも肥料を追加してください。
肥料のあげどきは重要で、これを怠ると栄養不良で花芽がつきにくくなります。
誰もが知っている即効性化成肥料で大丈夫です。
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即効性化成肥料は手軽でどんな花木にも大体使用できるので常備しておくと便利です。
コウモリのふんには有機物質の他にリン・カリウム・チッ素が含まれています。
実のつき・根張りが良くなり野菜は美味しく・花はきれいに咲くと言われています。
我が家は、他に巨峰も育てていますが、この肥料にしてから実が甘くなりました。
バットグアノの肥料を使用する前は、ぶどうの実を食べてみると、レモンみたいに酸っぱくて渋みがあったのですが、バットグアノにしてからは甘みを感じることができるようになりました。
どんな植物にも使用できるのでありがたいです。
また、有機肥料独特の臭い匂いは全くありませんのでご近所を気にする必要がありません。
1キロおおよそ300円から500円程度で購入できます。
インターネットまたはホームセンターで購入できます。
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5,剪定(せんてい)
剪定しないでほったらかしですと、、、
うまく育たず花芽がつきません、、、
剪定時期は、2月頃がベストです。
まだ寒い時期で大丈夫かしらと思われるかもしれませんが、暖かくなって新葉や新芽がでてきてからでは遅いので、その前までに剪定を終えておきます。
剪定はできれば、思い切って切り落とすことをお勧めします。
オリーブの枝は、何もしないでいると縦横無尽に広がっていきます。
このような状態ではうまく花芽・実がつきません。
step
1木の広がりを抑えてコンパクトにする
木の全体を眺めたときに横に縦に広がりすぎている場合、広がりすぎた枝をカットしてコンパクトに整えませしょう。
鉢で育てる場合、丈が伸びすぎると世話が大変になりますので自分の背丈くらいまでにしておくと世話がしやすいです。
step
2不要な枝をカット
- 高くなりすぎた枝
- 横に伸びすぎている枝
- 枝と枝が重なり合っていて混雑している枝
- 下に伸びている枝
- 根本から出ている枝
高く伸びすぎた枝は思い切って切りましょう。
横に伸びすぎて邪魔だな〜と思った枝は根本から思い行って切りましょう。
枝と枝が重なり合っている場合、お互い枝がぶつかり合って傷がついたり、風通しが悪くなったりするのでどちらか思い切って根本から切りましょう。
枝が下向きに生えている場合は根本から切り取ります。
土の根本から脇芽のように生えてきた枝も切り落としてください。
春、気温が上がってくると新葉がどんどん出てきます。🌱
剪定しておくと、新芽も勢いよく出るようになります。
剪定しないでほったらかしだと春先になっても新葉や新芽が思うように出てこない残念なことになってしまうケースが多いです。
剪定しておくと春先になると新葉が出てきて木に勢いがついてしばらくして花芽が枝の脇からどんどん出てきます。
下記の写真のように結構スッキリ思い切って剪定して大丈夫です。
剪定する時は根本から切ってくださいね。
オリーブの種類には、比較的まっすぐ上に伸びているスマートな木と横に枝が生えていく感じの木とあります。
我が家にあるオリーブの木は、一方はまっすぐ上にきれいに伸びていってくれるタイプ、もう一方は横へ枝が伸びやすいタイプの2種類です。
横に伸びやすいタイプをまっすぐ剪定するのは難しいので、その木にあった剪定をしましょう。
高くなりすぎない、混雑した枝を切る、土のところから脇芽のように出てきた枝を切るという感じで剪定していけばひとまず大丈夫です。
と思わせるような花芽がどんどんできています。
剪定前
剪定後
4月の花芽
4月中旬撮影
小さな花芽だったのが気温の上昇と適度な日光を浴びて穂先が膨らみ始めています。
もう少し気温が高く安定してくると花が咲き始めるのではと期待しています。
5月の開花🌸
なかなか開花しませんでしたがやっと開花しました。
1ヶ月近く蕾の時間がありました。
長過ぎて花が咲かないのではと心配したくらいです。
2本あるオリーブの木ですが、妹から譲り受けたため品種がわからないですが、、、
一本は縦にすらっと伸びるタイプ、もう一本は横に広がるタイプで、今回開花したのは横に広がるタイプの方ですらっとした方のオリーブの方はまだ蕾のままです。
2020年5月17日撮影
10月収穫時期
2022年10月の状況です。
嬉しいです。
根切虫
今までの経験上、知らない間に土の中に根切虫がいることが多いのです。
ブドウの鉢には毎年収穫が終わり土の入れ替えをするとたくさんの根切虫の幼虫が出てきます。
念のためオリーブの鉢には不織布を巻いて根切虫が卵を産まないようにしてあります。
根切虫は根っこを食べて成長するため生育不良で枯れてきたと思って鉢をひっくり返すと根切虫の幼虫がたくさん出てきたとはよく聞く話です。
根切虫の駆除には薬剤もありますが、オリーブの実ができたら食することを考えると極力薬剤は使用したくありません。
なので我が家は、不織布をかけて根切虫の幼虫の親であるガが土に卵を産まないようにしています。